プレートに溝を作るには、プレートを作った後にレーザー加工やガラスで削るのが一般的です。

でも、当社では金型でプレートを成形する時点で溝を作り出しています。髪の毛よりもはるかに細いμレベルの微細加工が可能です。

レーザー加工やガラスで削って溝を作るよりも、表面が非常になめらかで、細胞を傷つける心配もありません。

プラスチックを接合する場合、接着剤を⽤いるか、熱を加えてくっつける熱溶着が⼀般的です。しかし、それらの⽅法では、接着剤が溶けて実験結果に影響を与えたり、熱を加えた際に形状が崩れたりします。

当社では、分⼦レベルで接合⾯そのものの性質を変えることでプラスチック同⼠をくっつける技術を確⽴しています。

ライフサイエンスの研究では、実験で⽤いる容器や消耗品が菌やHuman DNAなどで汚染されているとコンタミネーション（雑菌混⼊）が起こり、正しい実験結果が得られなくなります。

このような製造時にありがちな混⼊を防ぐために、⾼い清浄度に保たれたクリーンルーム等の⽣産設備をはじめ、独⾃の試験による汚染チェックを⾏っています。

また、製品に使⽤する材料を吟味し、研究に影響を与えない、さらには⼈や環境に優しい製品づくりに取り組んでいます。

私たちの製品は、iPS細胞やDNAといった⽣命の秘密を解き明かす研究で使われています。

⾧年に渡り研究者の声に⽿を傾け、信頼を築き、研究者を⽀える製品づくりに励んできました。

私たちは、研究者⼀⼈ひとりの使⽤環境やニーズに応える製品づくりをこれからも⾏っていきます。

⼤学と連携して様々な実験を⾏うことで、研究者が抱く悩みや課題に気づくことができます。

それらをもとに、研究者の実験をさらに加速させる製品づくりに取り組んでいます。

深江化成グループは常に技術的ハードルの高い案件に挑戦することで、技術力を高めています。

深江化成グループでは、社会⼈１年⽬の社員にも⾊々なことに挑戦してもらいます。

１年⽬からある⼀定のエリアを担当する、新製品の開発に携わる、海外出張に同⾏する、これらのことは深江化成グループではアタリマエです。

学びだけでなく、実践を通して⼈は成⾧すると私たちは考えています。

これまでに当社が⽣み出してきた技術や製品は、完成までの過程で多くの困難に直⾯してきました。

誰もやったことがないからこそ難しい。でも、誰もやったことがないことを、⾃分たちが最初にやったからこそ最⾼に嬉しい。

これまでも、そしてこれからも深江化成はそんな集団でありたいと考えています。